Redmine 2.X の Windows でのインストール

Redmine 2.0 以降では Rails 3 対応となり、 Redmine およびプラグインのインストール方法が少し変更になりました。 Redmine 1.4 のインストール方法 から基本的な流れはあまり変わっていないのですが、コマンド等が少し変更となっているので、 改めてまとめてみました。

対象環境

環境 使用
OS Windows
Web サーバー WEBrick
データベース SQLite

必要プログラムのインストール

Ruby, RubyGems

Ruby は 1.8 版では 1.8.7、 1.9 版では 1.9.2 以上が必要です。

また、パッケージ管理の RubyGems も使います。 いろいろ一緒にインストールしてくれるオールインパッケージのものがいいと思います。 どちらもダウンロードしたインストーラーを実行するだけで、インストールできます。
Ruby のインストールに関して詳しくは以下の記事をご覧下さい。 インストール後、 RubyGems 自身を使って、 RubyGems を最新版にしておきます。
$ gem update --system

SQLite 3

Redmine(Rails)から SQLite 3 利用する場合には sqlite3.dll をインストールする必要があります。
圧縮ファイルをダウンロードして、 ファイル内の sqlite3.dll を ruby.exe のあるフォルダーか環境変数 PATH で指定されているフォルダーに置きます。

Redmine のインストール

本体のダウンロード

RubyFoge から Redmine(redmine-2.0.3.zip) をダウンロードします。 圧縮ファイルをインストールしたいところに展開します。
以降のコマンドは展開先のトップフォルダーで実行します。

必要パッケージのインストール

Redmine では必要な gem パッケージのインストールには bundler を使います。 これは必要なパッケージをまとめてインストールしてくれるツールです。

まず、 bundler 自身をインストールします。
$ gem install bundler
インストール済みの bundle を使う場合、 1 つ目で失敗する時があります。
使用前に bundle をアップデートして下さい。
gem update bundle

次に bundler を実行し、パッケージをインストールします。
この時、 開発やテスト用のパッケージを除いてインストールするのですが、 rmagick のパッケージは Windows ではインストールが大変なので、 こちらもインストールの対象から除いておきます。
$ bundle install --without development test rmagick
--without オプションで rmagick を指定してもインストールしようとする場合があります。 その場合は (インストールフォルダー)/Gemfile の rmatick を指定している部分をコメントアウトします。
# Optional gem for exporting the gantt to a PNG file, not supported with jruby
platforms :mri, :mingw do
  group :rmagick do
    # RMagick 2 supports ruby 1.9
    # RMagick 1 would be fine for ruby 1.8 but Bundler does not support
    # different requirements for the same gem on different platforms
    gem "rmagick", ">= 2.0.0"
  end
end
rmagick を外してインストールすると、 bundle 完了後も、次節の rake コマンドを実行する時、 rmagick のインストールエラーが出る場合があります。
その場合は、 一度 OS を再起動してください。

rmagick はオプションなので、なくてもかまわないのですが、 頑張ってインストールするとガントチャートを png ファイルにエクスポートできるようになります。
rmagick の gem のインストール方法は以下のサイトで紹介されていました。

DevKit のインストール

Redmine Ver. 2.2.3 では bundle 時に json のパッケージのインストールに失敗します。
Installing json (1.7.7)
Gem::InstallError: The 'json' native gem requires installed build tools.

Please update your PATH to include build tools or download the DevKit
from 'http://rubyinstaller.org/downloads' and follow the instructions
at 'http://github.com/oneclick/rubyinstaller/wiki/Development-Kit'
DevKit をインストールしてということなので、これをインストールします。

まず、エラーメッセージに出ている rubyinstaller.org から DevKit-tdm-32-X.X.X-XXXXXXXX-XXXX-sfx.exe をダウンロードします。
redmine_inst_devkit.png
自己解凍形式の圧縮ファイルなので、実行して、適当なところに展開して下さい。

次に展開したフォルダーへ行き、 dk.rb を使ってインストールします。
  ruby dk.rb init
  ruby dk.rb install
json では rmagick と違って、再度 bundle すると問題なくインストール出来ます。

DevKit のインストールに関して詳しくは以下の記事をご覧下さい。

sqlite3 のエラーの回避

ruby 2.0.0 を使用した場合、後述するデータベースの作成でエラーが出ます。
d:/redmine/redmine-2.3.2 $ rake generate_secret_token
rake aborted!
Could not find gem 'sqlite3 (>= 0) x86-mingw32' in the gems available on this machine.
d:/redmine/redmine-2.3.2/config/boot.rb:6:in `<top (required)>'
これは x86-mingw32 版の sqlite3 に問題があるためです。 解決方法に関しては、以下の記事を参考にしてください。

データベースの作成

Rails では通常の運用時に使う production と開発用の development の 2 つの動作モードがあります。
development だとキャッシュしなくなるため、変更がすぐ反映されますが、動作が遅くなります。

データベースも動作モードごとに用意する必要があります。

今回は development で主に説明します。

データベースの設定

データベースの設定は config/database.yml のファイルで行います。
config/database.yml.example というサンプルファイルがあるので、これを参考にファイルを作成します。 (サンプルがないこともあります)

SQLite を使う場合の記述は結構簡単です。
development:
  adapter: sqlite3
  database: db/redmine.db
database で指定した名前 db/redmine.db でデータベース用のファイルが作成されます。

production 用のデータベースの場合は developmentproduction に変更して記述します。

データベースの作成

以下のコマンドを順番に実行していきます。
$ rake generate_secret_token
$ rake db:migrate
$ rake redmine:load_default_data
最後のコマンドでは対象言語が聞かれるので、 ja を指定します。

赤字の部分が 2.0 から変わったコマンドです。 以前は rake generate_session_store というコマンドでした。

production モードのデータベースを作成する場合は環境変数 RAILS_ENV に production を指定してから実行します。
以上でインストールは完了です。

Web サーバーの起動とログイン

使用する場合には Web サーバー(WEBrick) を起動します。
$ ruby script/rails server webrick 
この起動コマンドも以前と少し変更になりました。(旧 : ruby script/server webrick)
production モードで起動する場合は -e production のオプションを付けます。

この WEB サーバーのアドレスは http://127.0.0.1:3000/ です。
Windows の場合、 http://localhost:3000/ だとアクセスできないことがあります。

最初は次のユーザでログインして下さい。
  • ログイン: admin
  • パスワード: admin

プラグインのインストール

Redmine のプラグインのインストールにも変更があります。 手順は以下のようになります。
  1. ディレクトリを以下に置く(圧縮ファイルの展開等で)
     (インストールディレクトリ)/plugins 
  2. プラグイン用のデータベース作成
     $ rake redmine:plugins:migrate 
  3. Web サーバーの再起動
インストール先が vender/plugins から plugins に変更になっています。
DB 作成用のコマンドは従来の rake db:redmine_plugins でも実行できるのですが、 望ましくないので、上記のコマンドを使うようにといった注意書きが出てきます。

追記 : 2013-03-02
Redmine-2.2.3 インストール時に引っかかった点の対処法を追加しました。
追記 : 2013-08-15
Ruby-2.0.0 + Redmine-2.3.2 でインストール時に引っかかった点(sqlite3)の対処法を追加しました。
タイトルも Redmine 2.0 から 2.X に変更しました。
追記 : 2014-03-24
Redmine 2.4 で上手く行かなかった点等を修正しました。
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