Word の表で Excel のような計算を行う
今回は Word の表で簡単な計算を行う方法についての記事です。
例えば、Word で次のような表を書いていたとします。
ここで合計やセルの差を Excel のように計算で記述することができます。
計算式
合計値を入力したい表のセルにカーソルを置き、 [レイアウト] のタブから [計算式] を選択します。
ダイアログが表示されるので、ここで計算式を入力します。

表示形式を選び、 関数に SUM を選択して、 SUM の引数に ABOVE(上方向)を入力すると合計が表示されます。

SUM では合計の対象は上下左右の方向で指定します。
ABOVE ↑ LEFT ← → RIGHT ↓ BELOW合計のほか平均などの計算式も用意されています。 ただし、計算式は簡単なものだけで Excel と比べるとかなり少ないです。
セル指定
表のセルを Excel 形式で指定することができます。
これを使って C5 - B5 のようにセルの四則演算を行うことができます。


セル指定は B2:B4 のような範囲指定もできますし、 R1C1 スタイルでの指定もできます。
表示形式
表示形式は金額の場合は次を選択します。¥#,##0;(¥#,##0)# と 0 は表示桁です。
# と 0 の違いは、値がない場合に # は空白なのに対して 0 の場合は 0 を表示します。
( "#00" で 1 を表示すると " 01")
正と負で表示を変えたい場合に ; で分けて二つ書きます。

Excel の表の貼り付け
合計を出すぐらいであればいいのですが、 Word の計算式では複雑になってくると途端に面倒になってきます。そういった場合には Excel で表を書いて貼り付けた方が早いです。
貼り付ける際には [形式を選択して貼り付け] で Excel のオブジェクトとして貼り付けます。

こうしておけば、表をダブルクリックすると埋め込みの Excel として編集できます。
