Word, Visual Studio における長方形(矩形)領域のコピペ系編集機能
今回は Word や Visual Studio で長方形(矩形)の領域に対してコピー、切り取り、
貼り付けなどの編集操作を行う方法の紹介です。
といっても操作は簡単で Alt キーを押しながら左ドラッグ するだけです。
Word などでは通常、左ドラッグは領域選択です。 この時 Alt を押しながらだと選択領域が長方形になります。

後は通常の領域選択のように、右クリックメニューでコピーしたり、 Ctrl-x で切り取ったり できます。

切り取り

長方形でクリップボードに格納されたものは、貼り付ける時にも長方形で貼付けされます。

Alt キーによる長方形編集は Visual Studio でも可能です。

Word ではそれほど使わないかもしれませんが、 わりとプログラミングでは便利な機能です。
おそらくプログラミング用エディターである Emacs から発想を得てできた機能ではないかと思います。 ちなみに Alt + 左クリック は リサーチ という Word や Excel 上で単語の翻訳や Web 検索ができる機能でこちらも便利です。
Excel や Word で単語の翻訳や Web 検索するリサーチ機能
今回は Excel や Word で単語を辞書や Web で検索するリサーチの機能について紹介します。
Excel ではセルを Alt + 左クリックするとセルの内容を辞書で検索します。検索する辞書は英和、和英辞典や国語辞典です。

さらにリンクやプルダウンメニューで対象を変更すると Web での検索も行えます。


Word で検索する場合には領域選択した上で、選択領域を Alt + 左クリックします。

Word の表で Excel のような計算を行う
今回は Word の表で簡単な計算を行う方法についての記事です。
例えば、Word で次のような表を書いていたとします。
ここで合計やセルの差を Excel のように計算で記述することができます。
計算式
合計値を入力したい表のセルにカーソルを置き、 [レイアウト] のタブから [計算式] を選択します。
ダイアログが表示されるので、ここで計算式を入力します。

表示形式を選び、 関数に SUM を選択して、 SUM の引数に ABOVE(上方向)を入力すると合計が表示されます。

SUM では合計の対象は上下左右の方向で指定します。
ABOVE ↑ LEFT ← → RIGHT ↓ BELOW合計のほか平均などの計算式も用意されています。 ただし、計算式は簡単なものだけで Excel と比べるとかなり少ないです。
セル指定
表のセルを Excel 形式で指定することができます。
これを使って C5 - B5 のようにセルの四則演算を行うことができます。


セル指定は B2:B4 のような範囲指定もできますし、 R1C1 スタイルでの指定もできます。
表示形式
表示形式は金額の場合は次を選択します。¥#,##0;(¥#,##0)# と 0 は表示桁です。
# と 0 の違いは、値がない場合に # は空白なのに対して 0 の場合は 0 を表示します。
( "#00" で 1 を表示すると " 01")
正と負で表示を変えたい場合に ; で分けて二つ書きます。

Excel の表の貼り付け
合計を出すぐらいであればいいのですが、 Word の計算式では複雑になってくると途端に面倒になってきます。そういった場合には Excel で表を書いて貼り付けた方が早いです。
貼り付ける際には [形式を選択して貼り付け] で Excel のオブジェクトとして貼り付けます。

こうしておけば、表をダブルクリックすると埋め込みの Excel として編集できます。
