Redmine入門 - タスク管理、工数管理としての使い方
チケットはバグだけでなく、機能というトラッカーがあります。 これを使うことによって、バグ管理だけでなく、 プロジェクト開発全体を管理するプロジェクト管理システムとして Redmine を使用することが出来ます。
ただし、バグ管理とタスク管理はきちんと切り分けられるものでもないので、 タスクや工数管理の視点からみたポイントぐらいに考えてください。
作業フェーズごとのチケット作成
プロジェクト(タスク)管理システムとしての利用を考えた場合、 新規作成やメジャーバージョンアップなど多くの機能を一度にするときには、 機能別にチケットを作成するよりも、設計、実装、テスト といった作業フェーズごとに分けたいことがあります。こういった場合、作業フェーズごとにチケットを作成しても問題ありません。
フェーズごとに分けたチケットを関連付けるためには、次のような方法があります。 どれが一番いいともいえないので、使いやすいものを選んで使用してください。
タスク管理
機能追加としてチケットを利用する場合、 チケットの作成者が開発者自身であったり、仕様を決める人であったりするだけで、 基本的な流れはバグ管理システムのときと同じです。ただし、タスク管理、進捗管理として利用する場合は、 開始日、期日等の日程と進捗率を入力することが重要になってきます。 これらを入力することにより ガントチャート 、 カレンダー などから作業の進捗、予定を確認することができます。
ガントチャート
ガントチャートを表示するにはプロジェクトメニューの [ガントチャート] のタブを選択します。 このガントチャートではサブプロジェクトのチケットの進捗もあわせて表示されます。Better Gantt Chart をインストールしていると関連付けされたチケットで矢印も表示してくれるようになります。

工数管理
工数管理として利用する場合には 予定工数 と 作業時間の記録 を付ける必要があります。
活動 はフェーズごとに 機能追加やバグ修正にどれだけの時間がかかったかという情報を残すために使用します。
工数管理のプラグインとしては以下のようなものがあります。
プラグイン | 説明 |
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Work Time | 工数入力を簡単にする |
Time Tracker | ストップウォッチのような感じで工数を記録できる |
Advanced Roadmap | 工数情報つきでロードマップを表示する |